マッチングアプリで素敵な人に出会い、やりとりを重ねて「この人なら」と感じて付き合った。
だけど、「好きになれない…」。時間が経つほどに「なんか違う」「ときめかない」と感じてしまう。
近年、マッチングアプリでの恋愛は当たり前になりつつありますが、“付き合ってみたけど好きになれなかった”という悩みは非常に多く、決して珍しいことではありません。
この記事では、そのような感情が生まれる理由や心理を深掘りしながら、対処法や今後の向き合い方についても解説します。
付き合ったけど好きになれないと感じるのはよくあること?
マッチングアプリで付き合ったあとに「好きになれない」と感じる人は、実は非常に多いです。
SNSや恋愛掲示板でも、「アプリで付き合ったけど相手を好きになれない」という投稿がよく見られ、これはマッチングアプリ恋愛の“あるある”とも言えます。
なぜそんなことが起きるのでしょうか?主な理由は以下の通りです。
・メッセージと実際の会う印象のギャップ
文字や写真だけではわからない相手の雰囲気や話し方が、実際に会うと違って感じられることがあります。
・条件やスペック重視で感情が追いつかない
年収や職業、趣味などのプロフィール条件に惹かれて付き合い始めても、恋愛感情がすぐに湧かないことがあります。
・デートは楽しいのに“ときめき”が感じられない
一緒にいて楽しくても、恋人としてのときめきやドキドキ感が薄い場合も多いです。
これらの理由から、付き合った直後に「好きかどうかわからない」「感情がついてこない」と悩むことは決して珍しくありません。
むしろ、マッチングアプリならではの特徴によって生まれやすい現象です。
大切なのは、そんな自分の気持ちを否定せず、自然な感情の流れを見守ること。付き合ったからといって必ずしもすぐに好きになれるわけではなく、それで問題ないのです。
なぜ付き合ったのに好きになれないのか?理由と心理
ここでは、マッチングアプリで付き合ったけど好きになれない理由・心理を4つ紹介します。自分に当てはまるのはどれだろう…と考えながら読んでみてください。
条件やスペックで恋人を選んでしまったから
マッチングアプリでは、写真の雰囲気や年収、学歴、職業、趣味といった“スペック”に目がいきやすく、どうしても「条件が揃っているかどうか」で相手を選びがちです。
その結果、「悪い人じゃないし、条件も申し分ないから付き合ってみよう」と頭では納得していても、心が追いついていないということがよく起こります。
感情の盛り上がりや直感的な“ときめき”がないままスタートした関係は、どこか他人行儀なまま進んでしまいがち。
相手に何の非もないのに、「なんとなく好きになれない」と悩んでしまうのは、スペック先行で関係を築いたことが原因かもしれません。
期待と現実のギャップ
アプリ内でのやり取りがスムーズで、文章から感じる知性やユーモアに惹かれ、「この人かも」と思って会ってみたら、なんだか違う…。そんな経験をしたことがある人は少なくないはずです。
メッセージでは饒舌でも、実際には口数が少なく会話が盛り上がらなかったり、テンポが合わなかったりと、リアルなコミュニケーションで違和感を覚えるケースは多いもの。
メッセージだけでは見抜けなかった表情、声、雰囲気などから、理想と現実のギャップに気づき、一気に気持ちが冷めてしまうというのはマッチングアプリ特有の“あるある”といえるでしょう。
「いい人」すぎて物足りない
相手に対して不満があるわけではないし、むしろ誠実で優しい。誰に紹介しても恥ずかしくない、理想的な“いい人”なのに、なぜかときめかない…。これは意外と多くの人が経験する感情です。
このケースでよくあるのが、「好き」と「好意」を混同してしまっているパターン。優しくされてうれしい、居心地がいいと感じるけれど、それが「好き」という感情なのかは別問題です。
付き合ってから「もしかして、私はこの人を恋人ではなく“いい人”として見ていただけかもしれない」と気づくことも。本当に恋愛感情を抱いていたのか、振り返って見直す必要があるかもしれません。
自分の気持ちがまだ整っていない
マッチングアプリで恋人ができたとしても、自分の心の準備が整っていない状態だと「好きかどうかわからない」と感じるのは自然なことです。
たとえば、前の恋愛からまだ完全に立ち直っていなかったり、恋愛自体に慎重になっている時期だったりする場合、相手がどれだけ好意を示してくれても、自分の気持ちがそれに応えられないことがあります。
また、「とりあえず付き合ってみよう」と軽い気持ちで始めた関係では、気持ちが追いつかず苦しくなることも。“恋する準備”が整っていない段階での恋愛は、焦らず、自分の気持ちと丁寧に向き合うことが大切です。
好きになれないときの対処法
では、好きになれないという悩みを抱えている今、何をすべきなのでしょうか。4つの対処法を解説していきます。
自分の感情を言語化してみる
「なんとなく好きじゃない」と感じるとき、その漠然とした感情をそのままにしておくのは逆効果です。感情を具体的に言語化することで、思考が整理され、状況を冷静に分析できるようになります。
たとえば、「退屈さを感じる」「共通の興味がない」「信頼関係が築けていない」といったような感じです。それが不満なのか、相手に対して期待していたことが満たされていないのかをはっきりさせることが大切です。
感情のラベルをつけることは、解決への第一歩になります。
相手との時間を増やしてみる
恋愛感情はすぐに芽生えるものではなく、時間をかけて育つものです。初めて会ったときに感じた違和感が、時間を重ねるうちに和らぎ、相手の良さに気づくこともあります。
実際、相手と一緒に過ごすことで、居心地の良さや自然な親近感が生まれ、気持ちが変化するケースは珍しくありません。
無理に急がず、焦らず、相手との時間を増やしてみることで、心の中にどんな感情が芽生えるのかを観察してみましょう。それが本当の恋愛感情につながるかもしれません。
一度、連絡頻度や会う回数を減らしてみる
少し距離を置いてみることで、感情がクリアになることがあります。会う頻度を減らして、連絡も控えめにすることで、相手に対する自分の気持ちを見つめ直すことができます。
例えば、会わないと寂しさを感じるのか、逆に安心するのか、または「ホッとする」感情が湧くのか。それらの感情は、自分の気持ちが本物の恋愛感情に近づいているのか、ただの依存や惰性に過ぎないのかを判断する材料になります。
距離を取ることで、今後の行動を決める助けにもなるのです。
第三者の目線を借りる
自分では気づけなかったことに気づくために、信頼できる第三者の目線を借りることは非常に有効です。
友人や家族に相談すると、「その人はあなたに合っていないんじゃない?」「何か我慢しすぎてるんじゃない?」という新たな視点を得ることができます。
他人の意見は、偏った考えに囚われている自分にとって冷静な指針となり、状況を客観的に見つめ直す助けになります。自分一人で悩まず、第三者の視点を取り入れることが問題解決に繋がることも多いです。
別れるべき?それとも続けるべき?見極めのポイント
最後に、好きになれない相手と別れるべきなのか、それとも、もう少し続けるべきなのかを見極めるポイントを紹介します。
一緒にいると自分らしくいられるか?
緊張したり、我慢して合わせているようなら、それは“恋人”ではなく“対人関係”に近い状態かもしれません。
自分を偽らずにいられるかどうかは大きな判断基準です。
相手に触れたいと思うか?
恋愛感情の大きなポイントは、「スキンシップを自然に求められるかどうか」。
手をつなぎたい、ハグしたいという気持ちが湧かない場合、それは“好意”ではなく“情”になりかけているサインかもしれません。
未来のイメージが湧くか?
5年後、10年後も一緒にいたいと思えるか。その人と生活することを想像して、不安よりも安心が勝るか。
未来が描けない恋愛は、どこかで行き詰まる可能性が高いです。
まとめ:無理に好きにならなくていい。自分の気持ちを信じよう
マッチングアプリで出会って付き合ったからといって、必ずしも恋愛感情が育つとは限りません。
そして、それは決して“あなたに問題がある”わけではなく、“恋には向き不向きやタイミングがある”という自然なことです。
・恋愛の準備ができていなかった
・想像と現実のギャップがあった
そんな理由で「好きになれない」と感じるのは、ごく当たり前の反応です。大切なのは、その感情をごまかさず、自分の心と向き合うこと。
好きになれない自分を責める必要はありません。一度手放すことで、本当に必要な出会いに巡り合えることもあります。
恋愛は義務ではありません。あなたが心から笑える関係こそ、本当の“愛”なのです!
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